約 994,195 件
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/993.html
kirino_kousaka こんばんわ kuroneko_daten こんばんは kirino_kousaka 「俺の妹」公式ツイッター&きりりん復活ぁ――っ! kirino_kousaka ってのも大げさな話なんだけど、先週は色んな偶然が重なってあんまり呟いてなかったんだよね。 kirino_kousaka あたしは風邪でダウンしちゃってたし……頼りの はといえば、 kuroneko_daten 私は、最近、作品創りに行き詰まっていて…… kuroneko_daten 誕生日プレゼントとしてもらった3DSで、『ファイアーエムブレム 覚醒』を遊んでいたわ。 kirino_kousaka 現実で行き詰まる→気分転換にゲームやる→現実逃避モード とゆー、よくない流れだね。 kuroneko_daten なまじ神ゲーだったものだから、現実に復帰できなくなるところだったわ > ファイアーエムブレム kuroneko_daten 気分転換という名目でレベル上げをしていたら、いつの間にか全マムクートのステータスがカンストしていたわ。 (RT @i_kasumi_n 最高難度はスタッフもクリアできないとか聞きましたが…黒猫さんはどうなんでしょう) kuroneko_daten ネタバレに配慮した言い方をすると……『最初から選択できる中で、最高の難易度』なら、死亡復活無しノーリセットでクリアしたわ。 kuroneko_daten 今日は現実逃避と自覚しつつ、高難易度における早解き解説動画を作成するなどしていたの > FE覚醒 kirino_kousaka 作品とは別のものが完成しちゃってるじゃん!? kuroneko_daten 今回のファイアーエムブレムは、過去作のキャラクターが公式で配信されているのよ。懐古厨たるこの私は、当然ステータスがカンストするまで鍛え上げたわ。 kuroneko_daten フッ……それらしいチームをすれ違い通信で見かけたら、勝負を挑んでみて頂戴。 (RT @sera_celluloid マルスさんは良成長あるんで簡単っすよね) kuroneko_daten 速攻で蛮族にクラスチェンジさせたわ。 kirino_kousaka やー、そろそろお互い、この辺でいつもの習慣に戻していかないとね。 kuroneko_daten まったくよ。 kirino_kousaka そういえば、あたしたちが呟いてなかったこの数日の間に、あんたの誕生日があったんだってね。 kuroneko_daten ええ、今年もたくさんの人たちに祝福してもらったわ。 kuroneko_daten 嬉しい以外の感想が出てこなくて、どう反応すればいいのか、困ってしまって……。 kuroneko_daten とりあえず、ファイアーエムブレムをやっている場合じゃないという熱い気持ちが芽生えたわ。 kirino_kousaka www kirino_kousaka ってわけで、復活! これからもよろしくー。 (RT @kumovi_bass 一押しキャラは誰ですか?) kuroneko_daten ファイアーエムブレムで? そうね、ネタバレしない範囲で強いて選ぶなら……ラスボスと仮面マルスかしら。 kuroneko_daten ……ファイアーエムブレムの過去キャラ配信は、ずっと望んでいたことだから嬉しいわ。もしも今後、ハーディンやガーネフ、ナバール、オルエン、アレスあたりが配信されるようなことがあったなら、喜びのあまり踊ってしまうかも。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/241.html
12月中旬、午後13時(1日目)。 甚目寺禅次郎は、村長である橋加賀の家でまずは瞬芽と唐草に話を聞いた。 「…では、探せるところは全て探したんですね?」 「はい、でも真奈はどこにも…!」 「橋加賀さん、やはりパンドラも調べた方が…」 「じゃがのぅ、あそこは二階の窓しかないんじゃよ?そこから入るには、ハシゴか脚立は絶対にいる。村を駆け回ってたこの二人が気づかないはずないと思うがの~」 橋加賀孝蔵は、あまり禅次郎の提案に乗り気ではない。 それどころか、瞬芽と唐草もその話題には触れたがらない。 禅次郎はあからさまな3人の態度に目を細めると、意を決して尋ねた。 「あの、言いたくない事かもしれませんが、あの場所で何があったんですか?」 「じゃからそれはワシが説明して――」 「橋加賀さんに聞いたわけではないです、俺は唐草さんに聞いたんです」 唐草は、ドキッとした表情で禅次郎を睨む。 しまった、と橋加賀も表情を歪ませた。 『先程も言った唐草なら、色々知っているはずじゃ。パンドラを調べるために外部から来た変人じゃからの』 「そう、橋加賀さんは言ってました。唐草さん、教えてください。わざわざパンドラを調べに来た貴方でなければ、真奈ちゃん達は救えない」 暫く沈黙が流れた。 橋加賀も隠しているのは分かるが、おそらく彼を突くよりは、唐草の方がやりやすいはず。 禅次郎はまっすぐに彼を見続けると、彼はため息をついた。 「わかった、話せばいいんだろ」 「唐草!」 「村長、この人はハンターなんでしょう?だったら解決してくれるかもしれないじゃないですか」 「じゃがのう…」 渋る橋加賀を横目に、唐草は話を切り出す。 「ええと…」 「甚目寺です」 「甚目寺さん、貴方はパンドラをどんなものだと思ってます?」 「どんなもの…ですか?」 「はい。ぱっと思いついたものを言ってみてください。貴方は詳しく調べてなくても、見たんでしょう?」 ここに来る時に見た、村外れにある一軒の家。 その家は入る扉はなく、二階に窓が一つあるだけの不思議な一軒家。 「正確には、家ではありません。 例えば神様を祀るために神社があるように、あれは家ではなく祀るためのものなのです。 ですから、子どもが悪戯しないように、いつもは人が入れないように入口も塞がれています。 まあ、換気しなければ偉いことになるので、たまに大人がハシゴで窓だけ開けるそうですがね」 「成程…では時間も無いので、もう一つだけ。」 先程からそわそわしている瞬芽さんを見つつ、今聞けるのはもう一つくらいだろうと判断した禅次郎は、唐草に尋ねた。 「そこで、何を祀っているんですか?」 ――。 ☆☆☆ 禅次郎がハシゴを使い、2階の窓を外して中へと入る。 「気を付けるんじゃぞー!」 村長の橋加賀、唐草、瞬芽も不安そうに見ている中、禅次郎は彼らに手を振って応えると、中へと入った。 2階は何もない、強いて言うなら長年誰も入っていないせいか、埃がかなり溜まったただの部屋だった。 「何も無いな…」 禅次郎は部屋から出ると、2階はどうやらその一部屋しかなかったようなので、隣接する階段を降りて1階へとやってきた。 その間、後輩3人の電話を思い返していた。 『ぜんじろ先輩、大丈夫ですか…?何かわかればよかったのですけど…』 紅の商店街で聞き込みをしている福良練からの情報の収穫は、何もなかった。 場所が悪かったのか、蒼くらいなら情報くらいは聞けただろうが…。 『収穫無しです…』 『ジジ先輩、ごめんなさい…』 そう切り出したのは粥満の市民図書館で調べている藤八沙耶と、茜の久馬堂で調べていた行成ハナだった。 得た情報は、パンドラという都市伝説について。 『結構古くからある噂のようで、その内容は蒼のある村で、決して立ち入ってはならない家があるという。 その家に入って鏡台の引き出しを開けてしまうと…』 それしか書かれておらず、その先は不明。 練もパンドラ自体を知っている、という人物はいたものの、沙耶が調べたような情報までは詳しくなかった。 ホラー好きなら知っている、程度でしかないのだ。 練もそうだが、この怪異については情報が少なすぎるのだ。 おそらく、橋加賀の姉は鏡台にある引き出しを開けたに違いない。 そしてそのせいで狂ってしまったのだろう。 だが、一体何があった? 果たして、それは今もあり、自分がそれを調べることで同じようになってしまうのではないか。 ともかく、今禅次郎がいる村までの道のりは、練、ハナ、沙耶へと伝えてある。 彼女達が更に調べ物をするか、現地に来てくれるかはわからないが、少なくとも他都市で調べるよりは効率は上がるだろう。 『実は、彼女は俺の父さんが看護してたんだよ』 唐草から聞いた話は、橋加賀の離婚した母親と姉が既に亡くなっている事。 彼女達は蒼の大都市に移り住んだ後、結局姉は衰弱死、母親もその後に自殺しているらしい。 そして唐草の父親は、その蒼の大都市の病院の看護師で、橋加賀の姉の担当だったということくらいか。 話を整理する。 まず、橋加賀の姉は友人達とパンドラに忍び込んだ。 そこで、おそらく鏡台の引き出しを開けてしまい、廃人になってしまったのだろう。 おそらく沙耶やハナが調べたパンドラの都市伝説は、廃人になった橋加賀の姉の友人の手によって流された噂なのだろうと考えてしまうのは早計だろうか。 それで辻褄はあう。 なぜなら、禅次郎が降りてきた1階にも、部屋が1つ。 どこからか人の気配を感じつつも、一先ず一つしかない部屋へと入る禅次郎。 「これは…」 さすがの禅次郎も言葉を失う。 鏡台があり、その鏡台を見るようにコートなどをかけるコートかけが置いてあるのだ。 もちろんコートがかかっているわけではなく、コートかけの帽子を掛けるところにあるのは、カツラ。 女の長い髪の毛のカツラなのだ。 それは果たして本当にカツラなのか? 嫌な気配をひしひしと感じた禅次郎は、それを警戒しながら、近寄らないように鏡台まで近づく。 まるで、鏡台を見ているかのような女の髪のカツラ。 鏡台と女の髪のちょうど真ん中に禅次郎が立つ形となる。 気味の悪さを感じながら、鏡台の引き出しを開けた。 そこには名前が書かれている。 ハナコ、サダコ、ヨシミ、ミサキ。 「ミサキ…?橋加賀…岬?」 橋加賀の姉、橋加賀岬。 その名前が確かにあったのだ。 どういう事かと考えようとした瞬間、鏡の中でコート掛けの髪のカツラが、禅次郎へと迫ってきている! 「なっ…!?」 咄嗟にスピードワールドで時間を止め、鏡台から離れる禅次郎。 カツラは動きを止め、禅次郎は鏡台から離れて急いで二階へと戻り、窓から外へ出た。 「おお、戻ったか!一体中に何があったんじゃ!?」 「はぁ、はぁ…」 心配をして尋ねる橋加賀や、何も言わないが何があったのか聞きたそうな瞬芽や唐草を見て、まず首を横に振る禅次郎。 その二人は特に、落胆の色を隠せなかった。 「結局ここにもいないのか…」 「どこに行ったのかしら…」 「いえ、違います。おそらく真奈ちゃん達達は中にいます」 「どういう事じゃ!?」 禅次郎が1階で感じた人の気配。 部屋には、鏡台とカツラしかなかった。 では、あの気配は? 禅次郎はパンドラの裏手に回ると、小さな子供ならやっと入れるくらいの穴を見つけた。 それは、パンドラの中につながっている。 「ここか…」 橋加賀から懐中電灯を借りて中を照らすと、そこには倒れている二人の少女が。 瞬芽真奈と、そういえば名前を聞いていなかったが、唐草の娘に違いない。 「おお!お手柄じゃ!!」 「よかった!今すぐ壁を壊そう!」 救出された二人は、静かな寝息を立てて眠ってしまっているようだ。 どうやら入ったのは簡単だが、出る時は体をそらせないと出れないような穴の形だから、そのままそこで眠ってしまったのだろう。 これで一件落着。 そう言ったのは橋加賀だ。 本当にそうか? あの鏡の中で禅次郎に向かってきた髪はなんだったのか。 それを突き止めるまでは、まだ終われない――。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/146.html
8月18日、午後17時。 志島武生は、バイト先であるダイニングバー「KOTAN」のバイト帰りに、ふとあるエリアに寄ってみた。 バイトの店長が、ちらっとあそこはヤバイんだよ、本当に。と言っていた場所。 美森町の川区。 バイト先の隣の町にある美森町。武生は行ったことは無かったが、隣町くらいの名前はわかる。 しかし、川区というのは初耳だった。 興味本位か、それとも何を思ったかハンターとしての勘が働いたのか、武生は美森町の川区へとやってくる。 徒歩でも15分くらいだったので、かなり近い場所といえよう。 こんな場所に、本当に何かあるのだろうか。 一通り探索を終え、特に何もないから帰ろうとしたその時だった。 「……」 ちょうど人気のない廃マンションの屋上に、一人の男が立っているのが見えた。 「おい!」 廃マンション。たった一人。屋上。 その時、武生にはその人物が自殺しようとしているのを本能的に察したのか、声をかける。 すると男は虚ろな表情で武生を見た。 が、すぐまた視線はマンションの下の地面を見下ろした。 「……っ」 武生はマンションへと入った。 おそらく止めても無駄で、力尽くで飛び降りを阻止するしかないと思ったからだ。 正直、今日来た事を後悔した。 このマンションは5階建てで、はっきり言って今から屋上の男の所へ行っても間に合わない。 かと言って下にいても、どこに落ちてくるかわからない人物をうまく受け止めることができるものか。 それがハンターのように、ハンターカードで身体能力が鍛えられているなら、落ちる時に何かワンクッション魔術等でフォローすればいいが、相手は見るからに一般人。 魔術なんて撃てば、下手をすれば殺人になってしまう。 そう言い聞かせ、マンションの中へと入った。 本当は飛び降りた時、救出を失敗して自分の目の前で落ちる瞬間を見るのが嫌だったからかもしれない。 とにかく、今は上へ向かおう。 そう思った時、ドン!!という大きな音が外から響いた。 ――遅かった。 見なくても、武生には理解する事ができた。 「マジかよ……」 やるせない気持ちのまま、後ろを振り返り外へと戻ろうとした瞬間だった。 「……!」 武生は見てしまった。 落ちた死体が起き上がり、首が180度回転した状態で頭に穴が空いたまま、こちらへとやってくるのを。 マンションへと戻ろうとしているのを。 「なんだアレ」 額に僅かに汗をかきながら、後退りをする。 と、低音で何かが動いている音が聞こえている事に気がついた。 エレベータだ。エレベータが動いているのだ。 前には魔物ではない、元人間だったものがどんどんマンションへ近づいてきている。 背に腹は変えられない、ちょうど1階についた合図をエレベータが報せる『ピン』という音を頼りにエレベータへ乗ろうと180度ターンをした。 目の前に、エレベータから半身だけ出している化物が、武生を見ていた。 ☆☆☆ 8月18日午後19時。 はっ、として、武生は起きた。 気が付くと、辺りは薄暗くなっていた。 日がもうすぐ沈む。 「……2時間も寝てたのか?帰るか……」 辺りを見ても、何もおらずエレベータも止まっていて開かない。 そもそも、既に廃マンションなのだ。エレベータが動く方がおかしい。 だから、特に何もなかった。 そう思いたかったが、外にはおびただしい血の量と、そこには飛び降りた男がいた。 引きつった表情で、その男をまじまじと武生は見た。 やはり頭が180度回転しており、頭に穴が空いている。 「本当に来なきゃよかった」 飛び降りた男は、金属バットのようなものを武生に振るった。 動きはハンターである彼よりも早く、武生は咄嗟に右腕でガードをする。 「っ……!」 右腕が骨折したようで、激痛が走る。 しかし、そんな事を気にする事はできず、死体を蹴り飛ばしてこかす。 その間に、急いで廃マンションから逃げ出した。 だが、すぐに立ち上がると男の死体はバットを持ったまま武生に向けて走ってくる。 先程の蹴りは全力だった。 いくら力がないとは言え、一般人ならそれで暫く起き上がれず悶絶するような一撃だった。 それなのに下手な魔物よりタフな死体は追いかけてくる。 武生は近くの公園へと入り、トイレの個室へと隠れた。 そこに、死体はやってくることはなく、何とか撒いたようだ。 「……まずは連絡するか」 痛む右腕を堪えながら、武生はギルドへとヘルプのメールを送った――。
https://w.atwiki.jp/setia/pages/51.html
多くなりすぎたので別枠に。 最短・地図発掘系 最短・地図発掘系Lv1~4 Lv5~9 Lv10~29 Lv30~65 Lv66~79 Lv80~99 Lv1~4 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 19s 02 2423 うす暗き獣の坑道Lv1 05 2F+ハヌマーン うす暗ハヌマーンの場所違い 5th 23s 02 3FDF うす暗き花の洞くつLv1 05 2F+スライムジェネラル りゅうと同じ。自己計測で22.84。 6th 14s 02 198B はかなき風の沼地Lv2 15 2F+黒竜丸 自己計測で14.87。Lv2の黒竜丸準最短 1st 15s 02 222D 呪われし獣の洞くつLv2 3F 2F+黒竜丸 むつむつの場所違い。Lv2の黒竜丸準々最短 3rd 17s* 02 272C ねむれる夢の地下道Lv2 6B 2F+黒竜丸 8マス 自己計測で17.1 4th --s 02 310B うす暗き岩の洞くつLv2 48 2F+スライムジェネラル 9マス Lv2のスラジェネがいなかったのでキープ 4th 13s 02 0A5E 呪われし風の坑道Lv3 18 2F+黒竜丸 つぼみと同地図。自己計測で13.91。Lv3の黒竜丸準最短 4th 17s 02 1626 うす暗き獣の坑道Lv3 80 2F+黒竜丸 ほぼみどりと同地図。自己計測で17.6。 6th 13s 02 247C ちいさな空の坑道Lv4 0D/18 2F+ハヌマーン ディー/チョロゲと同地図。ハヌマーン現最短と同地図。Lv4ハヌマーン最短 3rd/4th 15s 02 3E48 ざわめく獣の洞くつLv4 01 2F+黒竜丸 8マス 自己計測で15.68。 6th 16s* 02 7E90 呪われし空の地下道Lv4 2A 2F+黒竜丸 8.5マス 自己計測で16.25。上の方が速いのし、丸めたつもりがまだ残ってた 4th --s 02 252A ちいさな空の洞くつLv4 3A 2F+黒竜丸 8.5マス 未計測 4th 16s 02 3DCF ちいさな風の洞くつLv5 11 2F+黒竜丸 全然速くないけど一応キープ。自己計測で15.99。 6th 18s* 02 5400 ちいさな花の坑道Lv5 71 2F+ハヌマーン 10マス 自己計測で18.0 4th Lv5~9 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 14s 02 4668 ゆらめく獣の洞くつLv6 13/1B 2F+ハヌマーン ほぼみどり/シャークと同地図。自己計測で14.83。マス目の割にあまり速くない。Lv6ハヌマーン最短 1st・4th/6th 17s 02 4A35 ざわめく空の地下道Lv6 44 2F+スライムジェネラル 9マス 自己計測で17.5。イカむすめと同じ 4th 14s 02 3672 ちいさな空の洞くつLv7 05 2F+スライムジェネラル 7マス 自己計測で14.37。1つ前のセント横スラジェネ最短 4th*2 16s 02 1F61 呪われし空の坑道Lv7 20 2F+スライムジェネラル 7.5マス 自己計測で16.4。 4th 14s 02 65D4 はかなき風の坑道Lv8 2D 2F+ハヌマーン ほぼみどりと同地図。Lv8ハヌマーン最短 4th 15s 02 58A9 ゆらめく花の洞くつLv9 0E 2F+ハヌマーン リンカと同地図。Lv9ハヌマーン最短 4th 16s 02 1FB6 怒れる風の雪道Lv9 16/0F 2F+黒竜丸 ミオと同地図。Lv9黒竜丸準々最短 5th/6th 13s 02 4BEA ゆらめく空の沼地Lv10 1B 2F+スライムジェネラル くまぞうと同地図。スラジェネセント横最短の場所違い 5th 16s 02 4743 ねむれる夢の地下道Lv10 1E 2F+黒竜丸 リルヴァと同地図。Lv10黒竜丸準最短 4th Lv10~29 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 17s 02 2945 呪われし空の洞くつLv11 0D 2F+黒竜丸 ビデオワンと同地図。Lv11黒竜丸準最短 6th 16s* 02 0D92 ねむれる夢の坑道Lv12 71 2F+ハヌマーン 自己計測で16.47。 6th 17s* 02 44C3 怒れる空の雪道Lv12 0D 2F+ハヌマーン 自己計測で17.00。ちょっと足りない 3rd 23s* 02 43BB ねむれる岩の坑道Lv12 10 3F+黒竜丸 12マス 自己計測で23.25 4th 17s* 02 09C9 怒れる岩の地下道Lv13 09 2F+ハヌマーン そこそこ速いけど、最短は無理そう 3rd 15s* 02 4EFA 怒れる風の雪道Lv14 21 2F+ハヌマーン 7マス 自己計測で15秒 4th 14s 02 2571 ざわめく獣の坑道Lv16 3A 2F+スライムジェネラル 7.5マス べク横A1スポットの場所違い。 3rd 19s 02 4865 呪われし空の坑道Lv17 05 2F+スライムジェネラル 10.5マス キャミイと同じ。自己計測で19.36。 6th 19s* 02 409A 呪われし岩の洞くつLv17 25 2F+スライムジェネラル 10マス 自己計測で19秒 4th 37s* 02 1EB8 怒れる花の地下道Lv19 22 3F+スライムジェネラル 自己計測で37.49。 6th Lv30~65 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 61s 51 3C47 放たれし夢の道Lv36 57 7F+スライムジェネラル 自己計測で62.90。最浅じゃないけどLv36では速い方みたい 1st 100s* 65 498B 放たれし光の牢ごくLv56 3E 8F+アトラス 61.5マス(火山)自己計測で100.33s 安定で101秒2。現最短(がおちゃさん)が100.5s(洞窟)なので期待したけどあちらは100秒切れるみたい 1st 117s A1 1A5D 呪われし光の坑道Lv62 8C 10F+邪眼皇帝アウルート 自前アウルート準最短。旧アウルート最短(たかし)の発見者違い。今更かもしれないけど、もったいなくて丸められない 1st 137s A1 0A7A けだかき魂の坑道Lv63 05 10F+邪眼皇帝アウルート 旧セント横アウルート最短(ノブリーナ)の発見者違い。今更かもしれないけど、もったいなくて丸められない 1st 122s A1 1115 怒れる光の墓場Lv64 1C 10F+怪力軍曹イボイノス 自前イボイノス最短。Lv64で2番目に速い地図みたいです 1st 106s A1 670B 呪われし運命の地底湖Lv65 41 10F+邪眼皇帝アウルート 自前アウルート最短。旧アウルート最短(あさぷ)の場所違い 1st Lv66~79 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 92s A1 7428 けだかき闇の沼地Lv66 21 10F+魔剣神レパルド レパルド最短。ブルックの場所違い。種地図は黒竜丸最短そねっち 1st 124s B5 66CF 放たれし神々の坑道Lv71 05 11F+魔剣神レパルド 自己計測で2.05.00。セント横レパルド最短。敵湧き調整はB4Fのクランク部分のみ 1st 160s* B5 492C 見えざる星々の道Lv77 22 11F+グレイナル 自前グレイナル最短 1st 135s B5 48EA 見えざる悪霊の道Lv78 86 11F+破壊神フォロボス 自己計測だと2分16秒。Lv78準最短? 1st Lv80~99 秒(s) Rank SEED 地図名+Lv 場所コード フロア数+ボス名 備考 ROM 139s B5 0CF5 大いなる神々の世界Lv85 0D 12F+破壊神フォロボス 珍獣フォロボス(がおちゃ)の場所違い。Lv85最短 1st 196s* C9 69B8 残された魂の遺跡Lv95 93 15F+魔剣神レパルド Lv95発掘用 1st 220s B5 17F1 あらぶる闇の水脈Lv99 4B 16F+破壊神フォロボス ノブオ水フォロの発見者違い 1st
https://w.atwiki.jp/setia/pages/13.html
「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII 第2回代表勇者決定戦」 イオン苫小牧ショッピングセンター イーストコートのすれちがいで貰った地図です 見えざる魔神の地図Lv87(通称:まさゆき) デスピサロの地図Lv1 エスタークの地図Lv1 シドーの地図Lv1 シドーの地図Lv1 呪われし夢の地図Lv42 とどろく魔神の地図Lv99 見えざる魔神の地図Lv87(通称:まさゆき) 地図名:見えざる魔神の道Lv87 発見者:まさゆき 更新者:まさゆき 場所:カルバド大草原の南東 地形:洞窟 ボス:破壊神フォロボス 内容:B15Fがメタルキングのシンボルのみ出現するフロア お宝の かくりつ 宝の地図 100% きんかい 10% 天使のローブ 2% 備考:当時ファミ通ドラクエ部(現在は卒業)だったまさゆきさんが7月末に発見した。通称まさゆきの地図 デスピサロの地図Lv1 地図名:デスピサロの地図Lv1 発見者:カイト 更新者:カイト 場所:セントシュタイン横 最短討伐ターン数:8 お宝の かくりつ ちいさなメダル 100% ????? ???% ????? ???% 備考:「DQMBII」公式サポーター「勇者カイト」が配布した地図 エスタークの地図Lv1 地図名:エスタークの地図Lv1 発見者:イッチー 更新者:イッチー 場所:アシュバル地方 バトマスのいる島 最短討伐ターン数:なし お宝の かくりつ ちいさなメダル 100% ????? ???% グリーンオーブ 10% 備考:ドラクエ9とモンバトのプロデューサー、市村龍太郎さんが配布した地図 以前にも市村PはTGS2009でもシドーの地図 Lv1を配布している(ファミ通.com) シドーの地図Lv1 地図名:シドーの地図Lv1 発見者:すくえに 更新者:ちり 場所:ウォルロ村南東 最短討伐ターン数:4 お宝の かくりつ ちいさなメダル 100% ローレシアブーツ 15% レッドオーブ 10% 備考:ファミ通ドラクエ部の有川知里さんが配布した地図 シドーの地図Lv1 地図名:シドーの地図Lv1 発見者:イッチー 更新者:デイリー 場所:ほろびの森 最短討伐ターン数:3 お宝の かくりつ ちいさなメダル 100% ????? ???% ????? ???% 備考;ファミ通ドラクエ部部長のデイリー松尾さんが配布した地図 呪われし夢の地図Lv42 地図名:呪われし夢の道Lv42 発見者:すぎまろ 更新者:ミナ 場所:東ベクセリアの南東 地形:遺跡 ボス:Sキラーマシーン 内容: お宝の かくりつ 宝の地図 100% ????? ???% ????? ???% 備考:ドラクエ9宣伝プロデューサー後藤美名子さんが配布した地図 この地図は週刊ファミ通9/17号で抽選プレゼントもされた。すぎやまこういちさんが発見した地図 とどろく魔神の地図Lv99 地図名:とどろく魔神の世界LV99 発見者:びおら 更新者:マサ 場所:グビアナ東の島 地形:洞窟 ボス:グレイナル 内容:S6A3B4 お宝の かくりつ せかいじゅのは 100% オリハルコン 10% 竜王の地図 5% 備考:ファミ通ドラクエ部のマサ西井さんが配布した地図 この地図はファミ通DXのドラクエIXプレイ日記「あなたのプレイスタイルは?」の 「理想の地図を求めて(8/28)」で紹介。フリーライターのビオラ牧嶋さんが発見した地図
https://w.atwiki.jp/tomokore2/pages/48.html
旅人 旅人はすれ違い通信でやって来ます。旅人が困っていたら助けてあげましょう。 言っている事 やってあげると喜ぶこと ふるさとの事を思い出しちゃったけど、寂しくなんか…ないやい オルゴールをあげる、頭をなでる 寒気がするんだ… 風邪薬をあげる 今思うとあんなものを食べちゃいけなかったんだ・・・ 胃腸薬をあげる 今のボク、ぜったい汗クサイと思います お風呂セットをあげる 私、汗臭いと思います。女の子なのに 〃 おなかすいたなぁ... 食べ物をあげる 実は○○さんに旅の話を聞かせてほしいと言われているの いいよを押す *ここは情報が少ないです。情報をお願いします。 特産品 特産品は、旅人からゲームコインを使ってもらう、もしくは、旅の途中で帰ってきた子供からもらえる。 No. 名前 説明 001 明石焼き ダシに付けて食べるやわらかいたまご焼き。似ていますが…たこ焼きではありません。 002 あんこう鍋 あんこうは見かけは悪いが味は上品。冬の代表的な味覚です。 003 あんぽ柿 しっとり甘くて栄養タップリ。おいしさを凝縮した半生タイプの干し柿。 004 いかしゅうまい いかの身をぜいたくに使ったしゅうまい。プリプリした食感がたまりません。 005 いかめし いかの中にご飯が詰まっています。噛めば噛む程、口一杯に味が広がる... 006 伊勢エビ 産地直送、新鮮なエビを用意しました。プリプリとした甘みのある身をどうぞ。 007 岩起こし 岩のように硬い、米のお菓子。しょうがの辛さがアクセント。 008 009 010 011 きびだんご きびで作った『きびだんご』。ひとつください...お供します。 012 013 014 桜エビのかき揚げ 生の桜エビをカラッと揚げました。ほんのり甘く、サクサクです。 015 笹団子 ヨモギ団子を笹の葉でくるんだ笹団子。昔ながらの優しい味わいです。 016 017 讃岐うどん コシがあって、のど越しがいい。シンプルな味付けが一番おいしい。 018 019 020 じゃこ天 魚を骨ごとすりつぶして揚げた天ぷら。やっぱり揚げたてがおいしい。 021 ずんだ餅 枝豆をすりつぶした『ずんだ』。これをお餅にまぶした郷土菓子。 022 せんべい汁 専用の溶けにくいせんべいで作る鍋料理。煮込む程にダシの旨味がしみこみます。 023 そば米雑炊 そばの実から作ったそば米の雑炊。プチプチした歯触りが楽しい。 024 025 ちんすこう 伝統的な甘い焼き菓子。サクサクした軽い食感が大人気。 026 とうふちくわ 木綿豆腐と魚のすり身を混ぜたちくわ。生のまま、丸かじりがおいしい。 027 どんがら汁 寒だらのアラで作った冬の味覚。骨も身もブツ切りにして煮込みます。 028 生しらす丼 水揚げされたばかりの新鮮な生しらす。漁があった日だけ食べられる希少な味。 029 生八ツ橋 お米の粉で作った伝統的な和菓子。ニッキの香りがさわやか。 030 人形焼 アンコ入りのカワイイ人形型カステラ。焼きたてがおいしい。 031 野沢菜漬け 野沢菜の風味を活かしたお漬物。目にも鮮やかです。 032 033 冷汁うどん 手軽に作れて栄養満点。食欲がない夏バテの時にも。 034 035 太巻き祭り寿司 切り口の柄が華やかで楽しい。お祝いの席で食べる縁起のいい料理。 036 037 038 039 040 041 042 味噌煮込みうどん 煮込んでも風味が落ちない八丁味噌の鍋焼きうどん。コシの強い麺が特徴。 043 044 もみじ饅頭 もみじの葉をかたどったカステラ饅頭。ひとつずつていねいに手作りしています。 045 046 047 どこかの郷土料理 とある地方の郷土料理。これは一体、どんな味がするのか? コメント 画像の追加を行いました。 -- 88 (2015-07-10 01 15 11) 特産品の欄を記入しました。 -- ケシゴモン (2016-03-05 00 31 11) すれ違うと旅人が来る訳ですが、泊まるのは一日目のみで2日目からは次にすれ違わない限りは延々と港で待機してますwwちなみに今旅人さん港待機3日目ww -- みかん (2016-06-07 23 39 00) 「029 生八ツ橋 お米の粉で作った伝統的な和菓子。ニッキの香りがさわやか。」追加お願いします。 -- 3 (2017-10-07 04 13 22) 012 きりたんぽ ご飯を串に巻きつけたものが『たんぽ』。これを切ると『きりたんぽ』になります。 -- ザキ (2018-09-04 15 51 02) まだ貰っていない、残念w -- けい (2022-11-27 15 50 23) もしも、さらまくんを旅立たせた島の方、いらっしゃいましたらこちらの島にいます。なかなかすれ違わずここ3年ほどこの島を出ていません。すみません! -- ももくり島より (2023-08-13 16 50 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/272.html
エピローグ~one year later…16~ 桐石登也や天瀬麻衣達の船が沈没した数日前。 豪華客船エルスール号に、一人の男が乗船していた。 男は夜の甲板に出ると、人気が無いのを確認して背後を振り返る。 「よう、会いたかったぜナンバー5」 「気持ちが悪い台詞は辞めてもらえるかしら?」 ナンバー5と呼ばれた少女は、大気中を急速に冷やしていく。 それはカノンが見せたような魔術と似ているが、それより遥かに上回る程の広範囲で、船の事などお構いなしに全てを凍りつかせていく。 対峙する男、水鏡流星は鼻で笑うとナイフを取り出した。 「悪いが、お前さんと心中する気は全くないんでな!」 「どこに投げているの」 明後日の方向に飛んでいくナイフ。 だが次の瞬間、ナイフは空中で制止し、反転して少女へと向けて奔る! 「だから、どこに投げているのと聞いているの」 しかしそれも焼け石に水。 彼のナイフは彼女に当たる前に凍り付き、粉々に割れてしまった。 それでよかった。 少女は、失態をしてしまった。 「!?…ああああああ!」 「激痛を伴う猛毒。ま、普通の毒ならお前には全く効かないんだろうが、これは特別性だ。すぐに家に帰ってママにでも解毒してもらうんだなfunf」 「こ…の…!できそこないの癖に…!」 「おやァ?毒の配分間違えてましたかァ?」 「いーや、問題ねーよ美作」 少女の背後に、いつの間にかにたにたと下卑た笑いを浮かべている男がいた。 砂金美作。 彼は大和である事件で消息不明になった後、飛鳥の海岸沿いで漂流してた所を水鏡に拾われ、命の恩人という事で同行している。 今現在の水鏡の最強のパートナーだ。 ちなみに助けたのは俺だという事で、敬語無しの対等な関係と水鏡が勝手に決めている。 「いやァ、問題大アリですよォ」 急に両手を挙げる砂金。 砂金は水鏡の投げた、現在進行形で毒をまき散らしているナイフを突きつけられていた。 「大体、お前の毒ってこの範囲だろ?…今回は痛み分けってことで、大人しくお前らも退いてくれないか?」 「…やってる事と言ってる事が、あべこべすぎませんかァ?」 「…分かったよsechs、俺の方が負けだ。美作を解放しろ。その代わり、もうfunfには手を出さない」 「話が分かるね」 人質交換。 まず少女から水鏡が離れる。 すると、sechsという男が毒が蔓延しているナイフごと握り潰した。 毒はピタっと止み、funfよりも格の違いをまじまじと見せられる。 「…面目ございませンねェ」 「気にすんな。どーせあの女の事だ」 砂金と水鏡は、解放されてすぐ、体勢を整えじりじりと近づいてくる少女に押され、船の端まで追いつめられる。 funfに手を出そうものならsechsに迎撃されるだろうし、逆なら勝てる気がしない。 「俺らはfunfに手を出さない。お前は美作を解放する。ったく、割りにあわねーっての」 「選ばせてあげる。氷像になるか、大海原のど真ん中で漂流するかを、ね」 背後は海。風も強くなり、この辺りで有名な台風、ティフォーンが来そうだ。 ついてねーな、と小さく呟くと、砂金の首根っこを掴んで海に向かって飛んだ。 「もし生きて帰ったら、地獄のダンスに招待してやるよ!」 「ちょっとォ、また漂流ですかァ!」 「男の子なら我慢しろ!」 ドボン、と二人分の水の波紋が作られたのを確認すると、funfは沈んでいく水鏡達に追い打ちのように氷塊を生み出し飛ばした。 暫く待つが、彼らは浮かび上がってこない。 となると、死んだか『あの地へ』引き込まれたかのどちらかだ。 おそらく水鏡もこの海のポイント通過を見越して、今funf達をこの甲板へ誘い込んだのだろう。 「永久の箱庭から出る事ができたなら、その誘いに乗ってあげましょう」 とfunfは笑って、客室へとsechsと共に戻って行った――。 ◆水鏡流星 異次元帰還後、各地を転々と渡り歩き『組織』に対抗するべく機会を窺っている。 途中、漂流している砂金美作を助けた事が切っ掛けで、彼が水鏡の旅に同行してくれるようになったため寂しさは無い。 funf達に襲われ、海に飛び込み漂流した先で再び悪魔を巡る大きな事件に巻き込まれる事になる。 ☆ 出港の日。 メロウの港に停泊している豪華客船エルスール号の桟橋に、荷物を持った天瀬麻衣、桐石登也、烏月揚羽、志島武生の四人は、見送りに来た面々に囲まれていた。 「久遠さん…怒ってる?」 「別に」 麻衣に直接頼まれ、既にハンターではない揚羽と武生。 それどころか、揚羽は手配されている身。 だから心配していると思いそうだが、実は違う。 彼女のお腹には新たな命が宿っているのだ。 「でも、なんだかまた大きな事にマイティが巻き込まれそうでさ…。大丈夫、すぐ戻ってくるから!」 「期待しないで待ってるよ」 「ひっどーいっ!」 そんな他愛ない喧嘩をすると、お互いにふっと微笑んだ。 その後ろで、この日のためだけに飛鳥にやってきた紫堂陽人がジト目で二人を見ている。 「イチャつくのはいいんだけど、君達犯罪者だからね?周りの目も気になるし、もっと遠慮してね?」 「あ、いたの、はるちんっ!?大丈夫だって、わかってるよ!…わざわざ見送りに来てくれてありがとね」 「はぁ、づっきーは犯罪者になるし、こんな場面由貴ちゃんがみたらなんていうか…」 「大変だね」 「誰のせいだと思ってるんですか!!てか本当に犯罪者の久遠…さん?」 どうやっているのかはよくわからないが、祈那の光の魔導の力で、一部の人間以外には久遠の顔に見えていない状況らしい。 揚羽にとってはきちんと久遠が見えているので、そこらへんの事はよくわからないが、陽人には別人と揚羽が話しているように見えているようだ。 「久遠さんも、ありがとう」 「メロウに用事もあったからいいよ。行ってらっしゃい」 「すぐカッとなって暴力揚羽になるんだから、冷静さを身につけてこいよー!」 「えへへ、行ってきます!…はるちんは帰国したらグーパンね!」 「ひぇぇ…」 嬉しそうにそう返すと、揚羽は桟橋から船に上がる。 手を振りつつ、他の者が乗るのを待ち。 ◆紫堂陽人 異次元帰還後、紅のハンターとして相変わらず健闘中。 Cクラスハンターになったのを切っ掛けに、教師の資格を取り神風学園の教師を目指して勉強も頑張っているようだ。 ☆ 「あー…えっと」 「…別に無理して話さなくてもいいぞ」 「む、むむ無理なんて…してないですー!」 一方では、武生が英カリンと来海セナと会話していた。 …と言っても、接点があまりないため、ぎこちなさが誰から見ても明らかだったが。 「蒼氷さんの見送りだろ?あっち行ったほうがいいんじゃないの?」 「蒼氷先輩は、エスタルドのお偉いさんと話してて見送りできそうにないから…って違うっすよ!?俺達は志島さんを見送りに…」 それでも見送りに来てくれた二人に、感謝の意を込めて笑うと二人の頭を撫でた。 自分を見ていた水鏡流星も、こんな感じだったのかな、と思いながら。 「そういや、英は行成と連絡とってるんだって?」 「あ、はい。ハナちゃんと、あの異次元空間で仲良くなって…今はお互い忙しいので、来年辺りにまた大和に行こうかと思ってます」 「いいんじゃないか?異文化交流。来海は?」 「俺は別に、連絡とってる人とかはいないっすけど…」 「てっきり、ヨミ辺りと今でも連絡とってるのかと思ってた」 と言うのは武生なりの冗談だが、誰かしら連絡をとってるものと思っていたから意外だった。 そういえば、彼も大和に帰国していた時に、安全祈願のお守りを買うのを忘れていたのを思い出した。 藤八沙耶の神社で買おうと思っていたので、やっちゃったな、と思いつつ自分のポケットを探る。 「じゃ、はい」 「え?なんですかこれ」 「ナイフ」 いやみたらわかるし…と苦笑するセナに、武生は笑う。 かつて水鏡から託されたように、こういう縁も面白いだろうと。 「また再会したら、返してくれればいいよ。いらなかったら棄ててもいいし」 「はあ…」 と、出港の合図が。 そろそろか、と武生は船へと上がっていく。 「志島さん!」 セナに呼び止められ、振り返る。 何を言うか決まっていなかったのか、暫しの沈黙。 「行ってらっしゃい!」 「行ってきます」 ふっと笑って返すと、愛車に背中を預け、手を振る彼らに手を挙げた――。 ◆英カリン 異次元帰還後、軍学校を卒業し軍人に。 大和にいる友人に、時折会いに行っている。 ◆来海セナ 異次元帰還後、軍学校を卒業し同じく軍人に。 志島武生と今回の縁がきっかけで、数年後、彼のレースを見に行くことに。 ☆ 「麻衣…気を付けて行ってきてね」 「なんなら寂しかったら俺が一緒についていくよ麻衣たん?」 「ファニー…一度大和に戻ったんやなかったの?」 ファニー・マッドマンの言葉に、麻衣は呆れた視線を送りつつ「今日は麻衣たんのお見送りに、特別に」と照れながら返す相手に、内心はわざわざ飛鳥まで見送りに来てくれた事に少し感謝しつつも、それを表に出さないようにする。 牧本シュウの方を振り返ると、少し笑んで見せて。 「シュウも私がいない間、元気にやっててね。一人だとバランス悪い食事ばかりになるし」 「ケッ!人前で見せつけてくれますなあ!!夫婦トークとか死ね!」 「そ、そういうつもりじゃないんだけれど…」 心配したつもりが、心配し返されたシュウは悪態をつくファニーに苦笑を返しつつも、少し沈んだ顔になる。 どうしようかと迷っていたようだが、決心したように口を開いた。 「ねえ、やっぱり僕もついて行った方が…」 「ダメだよシュウ。明日から1ヶ月の間、大和であった災害復興支援に行くんでしょ?救助の人手は多い方がいいし、私なら心配いらないよ」 「そうですよ。俺達の分まで頼みますよシュウさん!」 麻衣だけでなく、登也にも頼まれて目を閉じ頷くシュウ。 笑みを向けながら、もう一度強く頷き。 「…うん、そうだね。麻衣達も、気を付けて」 「うん、じゃあ行ってくるね」 「…ファニー、どうした?最後に最愛の天瀬さんに声かけなくていいのか?」 麻衣とシュウが旅立ちの挨拶をしている最中、茶化すように黙っているファニーに声をかける登也。 しかし、彼が麻衣に掛けた言葉は予想外の言葉だった。 「おそらく、そろそろ事件。俺は手助けできないけど、無事を祈ってるよ麻衣たん」 「事件?それってどういう…」 「俺とめっちゃ仲悪い四人の悪魔。何も無ければそれでいい」 「もっと、確信を突いた内容で言ってくれよファニー」 登也に、目を細めて見るファニー。 そして、じゃ。と最後に手を挙げると去っていく。 「なんなんですかねぇ、ファニーの奴」 「まあ、大体の想像はつくけど」 麻衣は自分の聖痕に触れると、そろそろ出向の合図が鳴ったので、桟橋から船に向かう。 登也も一足遅れて、続けて上がっていく。 途中、呼び止められた気がして一度振り返り、意外な人物を見つけて笑みが零れ。 「麻衣!行ってらっしゃい!登也も!」 「行ってきます、シュウ!」 「シュウさんも頼みましたよ!行ってきます!!」 登也はこの港に響くような声を張る。 おそらく、その声は『彼』に届いただろう。 こうして、皆を乗せた船は出港したのだった――。 ◆天瀬麻衣 異次元帰還後、大和で医師免許取得のため勉強を再開。 無事合格した後、飛鳥に渡り牧本シュウに会いにいく。 今回の事件により五ヶ月程消息不明になるが、帰還後は飛鳥ギルドの救護班に移籍し、最終的には医師免許を活かして開業をする。 ☆ 太陽の光が照らしつける。 波の音が耳を掠める。 目を開けると、何処かの砂浜だった。 桐石登也は砂を吐き、ゆっくりと起き上がると辺りを見渡す。 「え…?なんだここ…?カノン!」 登也の声に、名前の主の反応は無い。 蒼氷カノンが別のメンバーと合流したとは知らず、登也はつい先ほどまでの出来事を思い返した。 確か、カノンが暗殺者に襲われていたのを助けた。 そう思ったら、ティフォーンと呼ばれる台風に巻き込まれて…。 考え込んでいると、足元に板金が流れ着いた。 その金属には『Elsur』と書かれている。 エルスール号ので間違いないようだ。 「マジかよ…漂流、ってことか…」 おそらくあのティフォーンで難破したのだろう。 だとしたら、一番生存の可能性が高いのがカノンだ。 ハンターカードが無くなり、水中で呼吸ができなくなった今、彼女が水中でも呼吸が可能な魔術アイテムを持っているからだ。 そうなると、彼女も同じようにこの地へ漂流しているかもしれない。 最悪の可能性は考えたくはないが、他の者も同じように漂流している可能性だってある。 登也が無事に漂流…というのも変だが、こうして今、この場に立っているわけなのだから。 「だとしたら、ここで立ち止まってても始まらねぇな…!」 最悪な事に、彼の武器『ブラックドック』は彼の手元には無い。 此処からは体術と魔術で切り抜けるしかないだろう。 自分の現在の状況を確認し、砂浜を駆けていく――。 ☆ 10分くらい走りぬいただろうか。 思ったより体力が落ちているようで、既にかなり息切れをしている。 しかし走り続けた甲斐もあり、海岸線が終わりを告げ、深い森への入り口に差し掛かろうとした時。 登也の周囲を囲む気配を感じた。 「グルルル」 「…ま、当然魔物もいるよな!」 4体程の狼型魔物。 見た事の無い種類だが、土地勘の無い森に誘い込むわけにいかず、また海岸沿いで見晴らしがいいこの場所では、逃げきるのはまず不可能。 戦うしかないだろう。 先手必勝と言わんばかりに、貫糸を一番手前の狼に発動しようとしたが、彼の魔術は発動しない。 「…な…?!」 「グルァッ」 一瞬狼達も構えたが、何も起きない事を確認すると手前の狼が登也を襲う。 間一髪、回避し狼の頭を拳打で叩き落す。 「グルルルル…」 「うおっ!?なんだこいつ!」 普通の狼なら、登也の一撃で落ちるはず。 雑魚魔物の一種と思われる魔物の癖に、異常な耐久力と言えるだろう。 「なぜかは知らないが、魔術が使えないとなると…体術で切り抜けるしかねえよなあ!」 一斉に跳びかかってきた二匹を、一匹はいなし、もう一匹は近くに落ちてた大きめの岩を口に突っ込んで口を閉じれなくしてやる。 その際腕に傷ができたものの、かすり傷レベルだ。まだ戦える。 口の岩を取ろうともがいている狼の頭上に蹴撃を放ち昏倒させる。残り三匹。 「くそっ、きついな…」 「ガルァッ!」 体力が落ちるのが早い気がする。 先程まで走っていたせいか、それとも漂流で体力が奪われていたのか。 三匹同時に跳びかかってきた狼達に、一匹は回し蹴りで対処。倒しきれてはいないが、遠くに吹き飛ばしたため少し余裕ができる。 残り二匹を倒すべく、すぐに体勢を戻そうとする登也だったが、その場にずっこけた。 思った以上に体力の消耗が激しく、疲労で体が思い通りに動かない。 「グルルルル…」 「ハハ…こんな狼風情にやられるなんて…カノンに申し訳が立たねえよ!」 倒れこんだ登也の体が、狼二匹に押さえつけられる。 そのうち頭の方にいた一匹が、登也の喉元を食いちぎろうと牙を突き立てようとした瞬間を見計らって、登也はヘッドバッドを狼に繰り出した。 さすがの狼も鼻骨をやられたせいか、苦しそうに暴れ出す。 だが、もう一方の狼は足を狙って牙を突き立てようとした。 足をバタつかせても、器用に回避する狼。 もう一匹の状態を見たせいか、頭に近づくことはしない。 「獣の癖に知恵が回るなあ…!」 回し蹴りで跳ばした狼がいつの間にか登也の腹付近にいる。 これで1対2。 絶体絶命を覚悟した時、錆びた剣が飛来し腹傍にいる狼を貫いた。 「これを使え!」 「お前…!?…今は礼を言っておくぜ!」 声のした方を見ると、そこには予想外の人物が立っていた。 すぐに右手で狼に突き刺さっている剣を抜き、横一閃。 ウバルはもちろん、諏訪戒人にも訓練で教え込まれた剣術。 使う機会は無いと思っていたが、意外にもその機械は巡ってきたようで。 足下にいた狼には回避されたが、回避したのを見計らい助けてくれた人物が双刀で切り刻んだ。 どうやらいつの間にか残りの一匹もその人物が片付けてくれたようだ。 「ふう…何とかなったな…。ありがとう。でも、なんで助けてくれたんだ?ええっと…」 「エスタルド軍機密部隊、ダンテ・トルナード二等兵だ」 素直に言ってくれちゃうんだ!?って突っ込みたかったが、まあ助けてくれた相手に無粋だと思ったので言わず、自分も名乗りながら差し出してくれる手を取り立ち上がる。 「桐石登也。ハンターだ」 「ほう。ハンターとは珍しいな。飛鳥でも最近、ハンターギルドができたとは聞いたが…」 「知ってるのか?って、外国語が上手いね」 普通に大和語――というと同じ言語の飛鳥や出雲の人に怒られるかもしれないが、それで話が通じる事に驚きつつ褒める。 すると男は得意げに鼻を鳴らす。 「俺は軍で一番頭がいい。これでも世界十八言語のうち十一をマスターしている。ただし古代語は除く」 「お、おう…」 変わった奴だなあ、と思いつつこれからどうする?と自然に聞いてしまった登也。 一度は命を狙われたとは言え、こうして和やかなムードなら殺しに来ることは無いだろう。 「そうだな…キリイシ、と言ったな。俺もついて行こう」 「俺としちゃあ助かるんだが…その、いいのか?」 「何がだ?」 本当にわかっていないようで、不思議そうに聞き返す相手に「いや、なんでもない」と笑って返す。 これから深い森に入るというのだ。仲間は多い方がいい。 暗殺者として裏切る可能性があるとしても、だ。 「…なあ、もし暗殺対象を見つけたらどうするんだ?」 「愚問だ。その時は再度暗殺を実行するだけだ。それが俺の任務であり、使命なのだ」 余程暗殺者に誇りを持っているのか、得意げに語る相手。 まあ嘘をつかれるよりは素直でいいか、と諦めながら、彼と共に深い深い森の中へと登也は進んでいった――。 ◆桐石登也 異次元帰還後、飛鳥ギルド支部へと移籍。 大和には足しげく通い、ウバルとチェス勝負だったり、天城宗次郎に面会だったり、小此木剛毅や諏訪戒人に訓練をつけてもらっている。 蒼氷カノンの依頼により、護衛として今回の件に同行。 漂流に遭い、5ヶ月間行方不明となる。 最終的なハンタークラスは「A」で、晩年は後輩の育成に励む。 「白帝王」「雷帝」「撃墜王」と様々な異名を持つくらい、生涯をハンターへと捧げていた。 ☆ 「もっと全力で走れよ武生!」 「やってるよ!ってか無理に二人乗ってるからスピード落ちてるんだよ!」 武生の愛車を、二人乗りで走らせる。 一人漂流していた武生を、水鏡が見つけたのが事の始まりだった。 感動の再会もあったもんじゃなかったが、彼は巨大な竜に追われていた。 大和の五大竜とは違い、知能などあったもんじゃない、野生本能しかない竜に。 「おーおー、昔は可愛げがあったってーのに、今はこんなになっちまってからに」 「水鏡さんのお陰でね」 お、言うじゃん。と水鏡は笑うと、ナイフを取り出して竜の目をめがけて投げる。 見事命中させると、竜は怯み追ってくるスピードが落ちた。 「っし命中!今がチャンスだぞ!」 「了解!」 ある程度振り切ったのを確認すると、山道をそのまま下り続ける二人。 会話をする時間はあると判断したのか、走行したまま水鏡が武生に叫ぶ。 「そういや、お前のレース見たぞ!素人な感想しか言えねーけど、よかったじゃん!灼の曲か?お前ら有名になったなあ!」 「それはどうも!それよりも、ここはどこなんだ!?」 「知らねー!美作も無事だといーんだけどなー!!」 「え!あの人もここに来てんの!」 「多分な!つーか俺にはお前のバイクも一緒に来てんのが驚きだわ!」 漂流物として、武生が流れ着いた海岸に一緒に流れついていた彼の愛車。 と言うより、愛車の積み荷を守るように抱えていたから、積み荷が浮き輪代わりになっていたのかもしれない。 「商売道具だしね!」 「言うじゃん武生!今はそれのおかげで助かったぜ!」 ドゴォン、という轟音と共に、竜が跳んできた。 一度何が起こったのかわからず、水鏡が振り返り、叫ぶ。 「武生!もっと出せ!!追いつかれるぞ!!」 「やってるってば!」 「って前!!崖!!」 「…しっかり捕まっててよ!」 バイクを少し右側にあった段差から跳ばし、向こう側の崖に着地する。 しかし、それでも竜は跳び越えて追ってきた。 「死ぬかと思ったわ!ってかしつけーな!!」 「なんとかならないの!?」 普段ならば、サウザンドフラクタルですぐに仕留めるはずだった。 だが、この地はどうやら魔術も特殊技も使えないらしい。 簡単に言えば、レベルが今までが100なら1になったような感じだろうか。 身体能力も基礎的な部分はそれなりにあるものの、日々魔力を運動能力に変えている部分もあったため、今までより圧倒的に能力が落ちているのを二人は実感していた。 「まあ任せな!」 そう言って取り出したるは、やはりナイフ。 また目を狙うのかと問い質そうとした時、懐からもう一つ小瓶を取り出し、走行中のバイクの上で器用にナイフの先端に塗っていく。 「…それってまさか!」 「その通り!分量は美作に聞いてるから、こんなのが目にあたったらそりゃあもう苦しいはずだ!」 「ざっくりしすぎててよく分かんないんだけど!」 「猛毒ってこと!」 と言った瞬間、一滴地面に落ちる。 シュワーという音と共に地面が少し溶けた。 「バイクの上に落とさないでよ!!」 「心配すんな!大丈夫だって!武生、Uターン!」 チラチラと水鏡を見つつ、Uターンする。 目の前には大型の竜。 「覚悟決めろよ武生!」 交差する瞬間、水鏡は再度器用に竜の目めがけてナイフを投げる。 そして、武生も竜の足の隙間を縫うようにバイクを走り抜ける。 「グギャアアアア!」 ナイフは見事に命中し、竜は悲鳴をあげその場に倒れた。 「っしゃあ!」 二人は歓喜し、ハイタッチをし勝利を喜んだのだった――。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/197.html
12月中旬、午前5時(1日目) 天瀬麻衣は暗い海の上にいた。 飛鳥の軍艦が何者かに襲われた、という救助信号をもとに、大和海軍が船をだしたのだが、たまたま居合わせた葵ギルド長、司城の要請でハンター数名も同行することとなったのだ。 海軍の協力の下、通信電波機器を搭載した船を用意したため、遠き海域でも通話は可能になった。 寒さのせいか、不安のせいか……僅かに青白い顔で伏し目がちに底の見えない黒い海を眺めていた。 襲われた軍艦の乗員には麻衣のよく知る友人、牧本シュウの名もあったのだ。 以前アドラメレクに言われた言葉が頭を過り、胸騒ぎがおさまらない。 「なんも、死ぬような目に二度もあわんくてもええのに……」 ポツリ、白い息交じりに言葉が漏れた…。 「おいっ、そこの女!集合だ!!」 軍人らしい制服の男が荒々しく声をあげると、麻衣は小さく息を吐きながら甲板の中央に向かった。 そこには軍人が十数名とハンターが数名整列している。 ハンターの中には、見知った者顔もいるようだ。 「これより飛鳥軍の船内の調査と人命の救助を行う! 救助信号を受けたが『何者かが船内で殺戮を繰り返している』という情報しか入ってきていない。 救助信号を送ってきたのは二ノ宮。こちらは途中で信号が途絶えたことから、生存不明。 美澄少尉、牧本も船内を調査中で無線が通じていたらしいが現在は生存不明。 まずはこの三名を最優先で保護、原因である何者かを捕える!! 飛鳥軍が、安易に襲われるというのは考えにくい。 相手がそれ以上の力を持っていると思ってかかれ!!」 「「「「はいっ!!」」」」 軍人たちは一斉に敬礼をし、声をそろえた。 間もなくして、葵の海上100キロ、あたりは霧ががかり月明かりに照らされ飛鳥軍の船がぼんやりと映し出された。 大和の軍艦はそれにできる限り近づいて停泊し、ボートを出して数名ずつ移動することになった。 麻衣は、突然背筋が凍るような寒気に襲われる。 「!?」 すぐに警戒するようにあたりを見回すが、誰もいない…。 しかし確実に何か強い気配だけは感じる。 縄梯子を上り、船内に入ると、その気持ち悪さは一層強くなった。 感じたことのない、不安、悲しみ、そして激しい憤り、それが空気となって麻衣の中に入ってくるようで吐き気さえ覚える。 「この声は…下か…、我々は下に行く。お前たちは操舵室へ。 …ハンターは好きにしろ、余計なことはするんじゃないぞ。」 形ばかりにハンターを同行しただけのようで、全く頼りにされていないようだ。 軍人と揉めるのも面倒だし、自由に動いていいということだろうと悠長に考えていた矢先…… 「うわっ!なんだ貴様っ!?」 「ヤメろ、女っ!くっくるなぁぁぁぁぁああ!!」 「ギャァァァァァァァァァアア!!!」 「…女…?」 先ほどの軍人の悲鳴に、麻衣は眉を寄せ零すと、駆けつける他の軍人たちと一緒に下の階へ向かった。 船内は電気がついておらず真っ暗な為、軍人が懐中電灯で照らした。 「うっ……」 「なんやの…コレ…」 赤黒い血が床と壁、天井にまで飛散し、頭からつま先まで皮膚の残らない人型の死体が転がっている。 廊下の先まで見えるわけではないが、一面が赤一色に染まっているように見えた。 先の床に点々と見える赤い塊はおそらく飛鳥軍の軍人、なのだろう…。 「オェェ…」 思わず吐き出す者もいる、麻衣もそれくらい血の気が引いたが、それは目の前の惨劇よりも知人の安否を思う不安からだ……。 「無線、ないんやろか…?」 「……お前、女のくせに根性あるな……無線なら、どの部屋にも置いてあるんじゃないか?」 考えているだけでは始まらない、まずはシュウと連絡を取って状況を把握しよう、そう決意した麻衣は一番近くの船室に向かおうとする。 「ま、待ってくれよっ!置いていかないでくれ!」 先ほどまでの扱いは何だったのか、と目を細めるが口にすることもなく足を進めた。 ―ズル…ズル…… ふと、背後から迫る何かの気配と、引きずるような音… 麻衣はハッとして振り向くと、先ほどまで転がっていたはずの死体がぞろぞろとこちらに向かってきていた! 「くっ、くるなぁぁあ!!!」 思わず軍人が、銃で死体を打ち抜くと、あっさりと死体はその場に崩れ落ちる。 …が、少しすると立ち上がり再びこちらに向かって歩いてくる。 「う、うわぁぁ!」 死体は武器を持っているようには見えないが、明らかに殺意を感じる。 このまま立ち往生していれば、無事では済まないだろう…。 まだ何者かわからない殺戮者と、迫りくる死体軍人、…そして安否の分からないシュウを含めた軍人達…。 果たして麻衣はこの状況を奪回できるのだろうか…。
https://w.atwiki.jp/sekaiju_mazeiv/pages/29.html
世界樹の迷宮4Wiki 本サイトはニンテンドー3DS用ゲームソフト『世界樹の迷宮 IV 伝承の巨神』の総合Wikiです。 このページは携帯用のトップページです。PCから閲覧している方はPC用のトップページからどうぞ。 第1作『世界樹の迷宮』の攻略情報は世界樹の迷宮Wikiへどうぞ。 第2作『世界樹の迷宮II 諸王の聖杯』の攻略情報は世界樹の迷宮2Wikiへどうぞ。 第3作『世界樹の迷宮III 星海の来訪者』の攻略情報は世界樹の迷宮3Wikiへどうぞ。 第5作『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の攻略情報は新・世界樹の迷宮Wikiへお願いします。 第6作『世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』の攻略情報は新・世界樹の迷宮2Wikiへどうぞ。 第7作『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』の攻略情報は世界樹の迷宮5Wikiへどうぞ。 Wikiを編集する際の意見や要望等はwiki編集・要望を活用して下さい。 サイト内検索 検索 携帯用メニュー 編集・閲覧指針 「君はWikiを信じてもいいし、信じなくてもよい」 「Wiki統治院では、攻略、データ、そして絵板に於いては、原則的にネタバレを許可している。つまり、君がそれを嫌うのであれば、当該項目の閲覧時には注意して進まなければならない。そして、編集時には上記項目以外でのネタバレを極力避けるようにしたまえ」 「ストーリーに大きく関わるネタバレは、ふとした弾みで見えてしまわない様、工夫した編集が求められる」 「また、通常掲示板はネタバレ禁止となっている。それらを語りたい場合は、2ch本スレ等に移動したまえ」 「公式サイトで公開された情報は解禁されたものと判断する」 発売元 株式会社インデックス 開発元 ATLUS 対応機種 ニンテンドー3DS ジャンル 3DダンジョンRPG セーブデータ数 1つ 公式サイト http //sq4.atlusnet.jp/ 発売日 2012年07月05日 希望小売価格 6,2790円(税込) 対象年齢 CERO A(全年齢) 関連リンク 公式サイト 世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 世界樹の迷宮IV 公式ブログ 開発者ギルド 世界中の迷宮 星巡りのフォウ ふぉーちゃんの旅日誌 Etrian Odyssey IV Legends of the Titan(英語版) 共用絵板 共用絵板(通常) QRコード交流掲示板 2ch・携帯ゲームRPG板の現行スレッド 【3DS】世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 Part321 その他の関連スレッド 【3DS】世界樹の迷宮IV 攻略質問スレ7 世界樹の迷宮III/IV すれ違い通信・ギルカ交換スレ2 世界樹の迷宮のキャラはゴーレムカワイイ 第57階層 【厨弐病】世界樹の迷宮脳内妄想設定スレ 第6階層 世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神 攻略・スキル・検証スレ 関連wiki 世界樹の迷宮Wiki 世界樹の迷宮2Wiki 世界樹の迷宮3Wiki 新・世界樹の迷宮Wiki 新・世界樹の迷宮2Wiki Wikipediaの記事 世界樹の迷宮IV伝承の巨神 ■株式会社インデックスと当サイトは一切関係がありません。 ※ページの名称は変更しないでください。 ※転載禁止のもの(特典QRコードなど)は貼らないでください。 ※安全管理上の理由によりメンバーは募集しておりませんのでご了承ください。 最終更新日/2020-02-28
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/211.html
9月15日11時30分。 「おじーちゃーん、遊びにきたよ!」 「おお、ハナ。よくきたのう」 あの事件から暫くした日。 祖父の国木田明夫の粥満の家へとやってきた行成ハナ。 あれから電話でのやり取りはしたが、国木田の仕事が忙しく今日まで時間がとれなかったのだ。 そのためか、国木田もとても嬉しそうな雰囲気なのがハナに伝わるだろう。 「あれっ」 「やあ、お邪魔しているよ」 茶の間に通されたハナは、既に先客がいる事に気が付く。 紅茶を啜りながら、微笑む人物は土御門伍代だった。 「あれ…?おじーちゃん…」 「ああ、まず誤解無きよう説明しておこうか。今回国木田先生の所へ来たのは、勧誘ではないから安心したまえ」 「うむ。近くを寄ったがてら、報告に来てくれてな」 報告?と首を傾げるハナに、伍代は微笑みながら君にも教えておこう、と言い。 「あの教会と時計塔は、我が土御門が買い取らせてもらった。 だが安心してくれていい。シスターこそこちらで何人か手配させてもらったが、神父は我が土御門と全く関係が無い所から勧誘させてもらったからね。 なんでも紅の西蘂町という場所で、神父をしていた人らしい」 「え、でも…」 「もちろん、メインの信仰は異なるが…同時に鈴鳴様も祀るように伝えてあるから、何らかの形で鈴鳴様の事は後世へと伝えられていくはずだよ」 あ、よかった。とほっと一安心。 子供が好きな巨大な女性の姿をした鈴鳴様。 彼女は見た目こそ怖かったが、その実とても子供想いの優しい幽霊?さんだったのだ。 「しかし伍代君。ワシは教会一つで二つの神を祀っているなんて聞いた事が無いぞ」 「…まあ、そこは今の世のニーズに応えた結果という事で」 国木田の言葉に、苦笑を浮かばせながら屁理屈をこねた伍代に、国木田は呆れたような息をつく。 結果的によかったと思い、まあまあと国木田をたしなめるハナに、伍代は話を続けた。 「そして、殺人鬼の…元、時計塔の管理人の幽霊だが、浄霊させてもらったよ。 今回の一件、緋杭寺の方に相談したところ、興味をもってくれてね。 先日、全て事が済んだ。今頃、亡くなった子供の幽霊も天へと召されてる頃だろうね」 「しかし教会に大勢の坊主が押し掛けた時はたまげたぞ。もっとなんとかならんかったのかい」 「ふふ、霊を成仏させるものはなんでもいいのですよ。問題は、成仏してほしいという念に込める想いが大事なのですから」 と、その時教会の鐘がなる。 正午を報せる鐘だ。 その音を聞き、伍代は腕時計を見ると立ち上がる。 「おっと、それでは私はそろそろ失礼しますね。 国木田先生、行成君も、いずれまたお会いしましょう」 丁寧に腰を折り挨拶をすると、伍代は去っていく。 彼が外へ出ると、リムジンが彼を迎えに来た。 それを窓から見送ると、国木田は鳴り終わった教会の鐘を見上げる。 「移り行く時代の流れと共に、旧き存在は忘れ去られていく。 しかしそれでも彼女らは、変わらずワシらを見守ってくれているんじゃな」 「…そうだね。おじいちゃん、後で教会に行ってみてもいいかなあ?」 「なら、ワシも行こう。ハナや隣の家の子を助けてくれたお礼、まだ言ってなかったしな」 「うんっ!」 こうして、旧き教会に関する鈴鳴様の事件は幕を降ろす。 ―― 「全く…事件の元凶がよくも姿を現せたものだ」 「まあまあ兄さん、そう言わずに。その分、経は頑張って唱えさせて戴きました」 「元はといえば、君のせいなのだがね?」 「おお、これはこれは」 辛辣な物言いに、リムジンで移動する伍代の隣にいる男――龍志狼は肩を竦めた。 しかし笑顔は崩さぬまま、用意されたコーヒーを一口飲む。 「さて、そろそろ本題に入ってもらえないか?私もこの後のスケジュールが詰まっているのでね」 「ええ、分かっています。私もこれから『彼』と色々回るところがありますので」 「ユグドラシルで彼ら…ハンター達があったという少年か。ホムンクルスだったな?」 「ええ。もっとも、今はそれ以上はさすがに兄さんにも教える気はありませんが」 その言葉に、やれやれと言わんばかりにため息をつく伍代。 彼らを乗せたリムジンは、そのまま粥満の土御門の本邸へと向かっていくのだった。 ―END―